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唐津グルメ旅
今年もHIDEとのグルメ旅を楽しみたいと、手始めはHIDEが前からぜひ食べたいと言っていた「もくず蟹」と憧れの「鮨屋」を目指して出発しました。2012年1月16日我が家を5時半出発です。羽田8時20分発の福岡行き。到着後和多田駅まで電車で行き、タクシーでかの有名な虹の松原の中にある「唐津バーガー」のお店へ。広大な松林の中の一本道を行くと開けた場所にワンボックスカーのバーガー屋さんが。
スペシャルバーガーとコーヒー、ペプシを注文。


ベンチで待つことしばし、お店の方が運んできてくれたバーガーはしっかりした味のよいバンズにハンバーグ、野菜、チーズ、目玉焼きが挟まれていて、普通に美味しかった。このワンボックスカーは旅行中別の車が別の場所で営業しているのを見かけたけれど、チェーン店らしい。欲を言えばもう少しチーズがとろけていてほしかった。


タクシーを返してしまったのでしばらく松林を歩くことに。ここの松はくねくねと曲がったり、半分倒れかかったものもあって、さすが防風林の貫禄。手入れ中の箇所もあって、この広大な松原を保存するのはどんなに大変なことかと思う。後刻土地の人にここの名称は「虹の松原」だけれど、昔は「2里の松原」といったのではと。今この松原は5㎞あると聞くが、2里なら8㎞。あたらずといえども遠からず。2里が虹になったのかもと妙に納得。


ホテルに荷物を預け、私も憧れていた「唐津焼」の重鎮中里太郎右衛門窯へ。土色の素地に草や木、鳥や花などを伸びやかに描いた絵唐津に興味津々。立派なお店の中を見せて頂く。


大皿や小鉢、茶陶など並ぶ中私が気に入ったのは優しい感じの銘々皿。他に目が行かないのでHIDEも「それにしたら」と言ってくれ購入。唐津焼は窯元で8割、使う人があとの2割を使いながら仕上げるとか。今後が楽しみです。


HIDEの湯飲み、私のご飯茶碗(唐津駅前商店街の一番館で)も買いました。


夕食は創業天保9年の川魚・摘草料理の老舗「飴源」へ。浜崎駅からタクシーでどんどん奥に進み、川沿いのお店に到着。今夜のお客は私達だけのようでまるで貸し切り。和室用のイスを用意して下さったので足の痛さに悩まされず食事を楽しめたのです。
一番驚いたのは使い込んだ唐津焼の器が惜しげもなくどんどん出て来る事。表面が艶やかで色も微妙にこっくりと深くなり得も言われぬ風情なのです。
前菜をビールと日本酒でゆっくり味わいます。


鴨の鍬焼きは、本当に鍬に乗って登場したのにはびっくり。味抜群だったのですが、次のもくず蟹に負けてしまいかわいそうだったのです。


HIDEの憧れ「もくず蟹」上海蟹に似た蟹の雄を1匹、雌を2匹が今日のメイン。だしでゆでているそうで、その優しく上品、コクのある味に夫婦無言の時間が続いたのでした。かにみそ、雌蟹の卵の美味なこと。細くて食べにくい足まで食べ尽くし、「なかなかです」とお店の方に褒められてうれしかった二人でした。


「もう食べ切れない〜」とか言いながら蟹汁、蟹飯も頂き堪能の4時間。キリッとかっこよく堂々とした大女将、優しく、てきぱきとお世話してくださる若女将、親しくいろんな話を聞かせてくれた仲居さん。みーんないい方ばかりでとっても楽しかった。あゆの季節、摘草の季節にもまた来たいと思わせてくれるステキなお店でした。

次の朝、8時開店の「川島豆腐店」へ朝食に。創業寛政年間の老舗の豆腐屋さん、店構えもさすがなのです。


カウンターだけの小さなお店なのですが、白木のカウンターの端に大きなざる豆腐が登場したのでびっくり。あんなに食べられないと悩んでいると、少しすくってくださったのでホッ。なめらかで大豆の味が生きているのを大切に頂きます。醤油は千葉のしょうゆだとか。昔九州でホトホト困った甘い醤油でなくてよかった。


お料理は豆腐の他に、揚げたての一口大の厚揚げ、豆乳、かますの塩焼き、味噌汁、ごはんなどデザートの豆乳ゼリーまで一気においしくいただきました。
とても楽しいご主人で帰りには畑で作った辛み大根と珍しいみかんを頂いてしまいました。


朝食の後は呼子の朝市へタクシーで。ところが閑散。なんとお店の人以外は私達夫婦だけなのです。10時過ぎと言う時間が悪かったのか、火曜日と言う曜日が悪かったのか、はたまた大型バスが来ていなかったからか。どの店もイカや魚の干物が中心。「味見して」の声を聞き流すのにも疲れ、早々に横道に逃れたのでした。


諦めて「名護屋城跡」に。立派な名護屋城博物館で勉強したところによると秀吉が超有名な全国の武将を引き連れて出城を築いたあほみたいな遺跡らしい。徳川家康、前田利家、伊達政宗とか蒼々たる布陣を目の当たりにすると権力に狂った秀吉の、今の政治家にも通じる「?」な動きが垣間見える。

ランチは呼子に戻ってイカで有名な「河太郎」へ。店内の大きな水槽にイカが泳いでいるのは博多の店と同じ。まず1杯は天ぷらにしてもらう。


残りの1杯は刺身に。透明で美しい身は食べやすく切り目が入り、歯ごたえもよく甘みが広がる味は博多の店のガッカリを越えていたので良かった。店の前のベンチで帰りのタクシーを待つ間、ネコがなついてきてしばし遊んでもらった。


夕食はこの旅の目的の一つ唐津駅前のお寿司やさんに。昔からの有名店で、食べそびれていたせいで憧れがいや増していたHIDEには気の毒だったのですが、最初の一口から私達の好みにはあわず、「おまかせ」であまり食べられないとも伝えたのですが、残念な満腹感でした。

そのせいか、帰りの空港でランチを考えているとき、二人期せずして「鮨」を選んだのはこのままでは帰れない気分からだったのかも。HIDEは玄海地物の握り。私はちらし。ごく普通においしかったので安心して帰途につけました。


お土産は空港で会社の子達に大人気の「塩豆大福」や「松露まんじゅう」「明太子とゆず胡椒のえびせん」「カステラのラスク」「黒糖かりんとう」など。でもHIDEが自分用に買った椒房庵の明太子といなりや本舗の辛子蓮根が私は気に入りました。


今回の旅HIDEが行く前に「大宮(自宅近くの一番大きな町)に2泊するのと同じと考えて暇で何もないと思っていて」と言っていたけれど、単線でまばらにしか電車が来ないのでどうしてもタクシーを使ってしまうなど不便は沢山ありましたが、佐賀県が原発で潤う町だと言うことを実感したのでした。私達がいる間も検査で1万人ちかくの作業員が来ているとか。
唐津駅前の商店街がシャッター通りに近い事、でも11月2日3日の唐津くんちには盆と正月に帰省できなくてもみんな帰ってきて曳山を曳くとか。魅力的な情報もあった。唐津市内の曳山会館には全部で14台の曳山が並び、壮大なお祭りを想像する事ができたのです。
唐津駅のドアの取っ手はなんと唐津焼。電車の中にはしゃがむの禁止の札が貼ってあって地方色を感じたのでした。




by sachifu-9 | 2012-01-27 12:37 | ちょい旅 | Trackback | Comments(0)
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